チャットボットの費用相場は?種類別の料金と、安く抑える方法【2026年】
「チャットボットを入れたいが、いくらかかるのか分からない」——調べても「月額数千円」から「月額50万円」まで出てきて、混乱した方が多いのではないでしょうか。 この記事では、公開されている調査データをもとに、なぜそこまで幅があるのかを整理します。
先に結論
① 費用はチャットボットの「種類」でほぼ決まります。シナリオ型は安く、生成AI型は高い。
② ただし高額なサービスほど料金を公開していません。「要問い合わせ」の裏には、商談と見積もりがあります。
③ 小さな会社なら、用途を絞れば月額数千円で足ります。高い=高性能とは限りません。
種類別の費用相場
チャットボットは、大きく3種類に分けられます。この分類が、そのまま価格帯に対応しています。
| 種類 | できること | 月額費用の目安 |
|---|---|---|
| シナリオ型 (ルールベース型) |
用意した選択肢をお客様に選んでもらう。「AだったらB」を人間が全部決めておく方式。自由に文章を入力してもらうことはできません。 | 0〜3万円 |
| AI型 (自然言語処理) |
お客様が自由に入力した文章を解析し、近いFAQを探して答える。表現がゆれても対応できます。 | 3〜15万円 |
| 生成AI型 (ChatGPTなどのLLM連携) |
マニュアルや社内規定を読み込ませて、AIが回答文そのものを作る。もっとも自然な受け答えができます。 | 15万〜50万円以上 |
初期費用も同じ傾向です。クラウド型(すでにあるサービスを契約して使う方式)は0〜5万円ですが、 自社向けにカスタマイズするタイプは20万〜100万円以上かかります。
「相場は月額24,000円」という調査もある
一方で、まったく違う数字を出している調査もあります。 BOXILが主要26サービスの公開されている料金を調べた結果(2026年6月時点)は、次のとおりでした。
| 項目 | 中央値 | 範囲 |
|---|---|---|
| 月額費用(月額固定型・料金公開8社) | 24,000円 | 2,980円 〜 50,000円 |
| 初期費用(料金公開9社) | 0円 | 0円 〜 300,000円 |
「生成AI型は月額15万円以上」と「相場は月額24,000円」。なぜ、ここまで食い違うのでしょうか。
理由:高いサービスは、そもそも料金を公開していないからです。
この調査で月額料金を公開していたのは、26サービス中12サービス(月額固定型8社・件数課金型2社・1ユーザー課金型2社)。 残りの多くは「要問い合わせ」です。
つまり24,000円という中央値は、「料金を公開している=比較的安いサービス」だけを集めた数字です。 高額な生成AI型の多くは、この計算に最初から入っていません。
どちらの数字が嘘というわけではなく、見ている範囲が違うのです。 調べるときは「その数字が、どのサービスを対象にしたものか」を確認してください。
なぜ「要問い合わせ」なのか
料金を公開しないのには、はっきりした理由があります。価格が、お客様ごとに変わるからです。
本格的なチャットボットの導入費用には、ソフトウェアの利用料以外に、次のような人件費が含まれます。
- 商談・ヒアリング:営業担当が要件を聞き取る
- シナリオ設計:どんな質問にどう答えるかを設計する(代行費用がかかることも)
- 初期設定・データ取り込み:既存のFAQやマニュアルを読み込ませる
- 導入後のサポート:専任担当によるコンサルティング、API連携
これは悪いことではありません。 基幹システムと連携したい、複雑な条件分岐が必要、社内の情報を全部読ませたい——そうした要件があるなら、専門家の支援を受けて作り込む価値は十分にあります。
問題は、「よくある質問に自動で答えてほしいだけ」の会社まで、同じ土俵で見積もりを取ることになる点です。
費用対効果は、こう計算する
「高いか安いか」は、金額だけでは決まりません。減らせる手間と比べてください。
たとえば、次のように概算できます。
1件の問い合わせ対応にかかる時間 × 月間の問い合わせ件数 × 時給
例:1件5分・月60件・時給2,000円 → 5分 × 60件 = 300分(5時間) → 月10,000円ぶんの人件費
このうち半分がFAQで答えられる内容なら、月5,000円ぶんの時間が浮く計算です。
この計算をすると、小さな会社が月額15万円のチャットボットを入れても、まず元が取れないことが分かります。 逆に、問い合わせが1日100件あるような規模なら、月額15万円でも十分に見合います。
大事なのは、自社の問い合わせ量に価格が見合っているかです。
費用を抑える3つの方法
1. 用途を絞る
チャットボットの価格は、機能の多さでほぼ決まります。 有人チャットへの引き継ぎ、顧客管理システムとの連携、細かい分析——使わない機能にもお金は乗っています。 「よくある質問に答える」だけでいいなら、それだけのサービスを選んでください。
2. 料金を公開しているサービスから探す
「要問い合わせ」のサービスは、比較するだけで商談が必要です。 料金表が公開されているサービスなら、その場で比較できます。 公開している時点で、価格が定額=お客様ごとに作り込まない設計、という意味でもあります。
3. 初期費用0円・無料お試しから始める
前述の調査でも、初期費用の中央値は0円でした。初期費用が高額なサービスは、その時点で候補から外して構いません。 無料で試せるものを、まず実際に自社のFAQで動かしてみるのが確実です。
まとめ
- 費用は種類で決まる。シナリオ型0〜3万円 / AI型3〜15万円 / 生成AI型15万〜50万円以上
- 「相場24,000円」は料金を公開しているサービスだけの中央値。高額帯は含まれていない
- 価格の大半は商談・設計・サポートの人件費。作り込みが不要なら、そのぶんは払わなくていい
- 問い合わせ量に見合うかで判断する。小さな会社に月額15万円は、まず見合わない
FAQuickは、生成AI型で月額2,980円です
「登録したFAQに、AIが答える」ことだけに絞りました。商談も見積もりもなく、料金はすべて公開しています。
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